「Inner Trigger」のレビューを各メンバーが紹介します!-Miou Chida-

みなさんこんにちは!
WCRのちだです。今日は僕のレビューを紹介したいと思います!
Hiroaki Kobayashi「Inner Trigger」レビュー
「アルバムの世界観に入り込んでみる」
一曲一曲にはドラマがあり、物語がある。 その一曲一曲が集まると新しい世界が出来上がる。
今回はHiroaki Kobayashiがこの度リリースした2ndアルバム「Inner Trigger」の世界に入り込んでみようと思う。
まずアルバム全体を一度通して聴いてみた。 なんだろう、「無機質な空間に何かが漂っている。」そんな感じがした。 しかしその漂っている何かは、音を通して生命の営みをしているようだ。
不意に頭の中に宇宙空間が広がった。 そこには空気も生物も存在しない。
私は宇宙空間に自分を投影し、彼の世界に入り込むべく、アルバムをリピートした。
一曲目のGaverで彼の作り上げた宇宙空間の入り口に立つ。 この宇宙には何が広がっているんだろう。 少し怖さを伴う高揚感が身を包む。
部屋を暗くし、目を閉じて聞き入る。 彼の曲が心地よく自分の周りを通過していく。
次第に身体がふわふわしてきた。 まるで時間軸と重力が奪われたようだ。 まさに宇宙空間での障壁が生まれ上がった。
宇宙空間の中にはたくさんのドラマがあった。 見たことのない世界、辛いこと、ワクワクすること、、
アルバム最後のReliefが流れ終わる。 アルバムが終わり、静寂が私を包む。 私はその静寂でなぜか目頭が熱くなったのを感じた。 そして次第に「自分の部屋」という「私の空間」に帰還した。
彼の世界は静寂までをも巻き込んだのだ。
鳥肌がたった。 この体験したことのない旅行は、たった小一時間で私を違う世界へ誘ってくれた。
これが私の感じたHiroaki Kobayashiの世界だ。
みなさんをどんな旅行へ連れて行ってくれるのだろう。 彼の世界にどっぷりと浸かって欲しいと切に思う。