「Inner Trigger」のレビューを各メンバーが紹介します!-WCR かな-

みなさんこんばんは!WCR かなです。 Hiroaki KobayashiがInner Triggerをリリースしてから約2ヶ月。 改めて今日は私からレビューを書きたいと思います。
アルバムレビューではなく音楽性の違いを説明した方がよさそう
親しみをこめて、「Hiroaki Kobayashi=ひろくん」と書かせていただきます。 最初に運営の一つとしてレビューを書きたい!と言って 始まった企画ですが 結論私にはレビューは書けないなーと思ってしまったこと。 それはレビューできないほど、全く音楽の方向性が違うということ。 同時にレーベルにはいろんな価値観の方がいるということを認識してほしいこと。 この2点から、まずは音楽性の違いを説明しようと思います。
全ての音を「音」と認識し、「音楽」として作曲をするひろくん
とは言いながら話すと長くなりそうなので簡潔にいうと クラシックというちょーお堅い世界にいた音楽から作る自分の世界と 自由気ままで耳に聞こえる全てが音だと判断するひろくんの世界 つまりは「音」の認識の違いから音楽性が全く違うわけです。
ものすごく極端なことをいうと 私はドレミファソラシド以外は音だと思っていなかった。 (今は違うけども) だけどひろくんは何だって音なんだ、と思っていること。 今パソコンをカタカタするのだって音だと認識しているということ。 それを「音」として取り入れて「音楽」として成立させてしまう。 自分にとってはそういった音楽を作ることができないよーと思っていました。 なので自分はレビューなんて書けなくない?って思っちゃったわけです。
すごいと思うことはさらに続く
もちろん「音を「音」だと認識する」というのは 何となく自分にも理解はできてきたわけで。 それ以上にもっとすごいなと思うのは 「不協和音を心地よくする技術が高い」ということでした。
さて、ちゃんとレビューを書こう
というわけでここからは多少のレビューに入ってくると思います。 書けないと言いながらもここからはちゃんと書こう。うん。
この不協和音を心地よくするということですが、 クラシックとかある程度お堅い音楽をやっていると どうしても「この和音は大丈夫?」みたいな音というのが時々発生します。 当たり前ですがこれを「間違い」という風に認識する人もいます。 ただし、これは間違いかどうかは本人がどう認識しているかなんですけど。
私はちょっと前まで不協和音が出た時に 「これ本当にあってるのかな?おーまじかよ」 って思っていましたが最近はそう思いません。 それは確実にひろくんの作る音楽を聴いた影響は大きかったと思います。 本来不協和音はさ緊張を作り出すために使われることが多いですが、 ひろくんの音楽は本当に「これ不協和音だけどなんかいいな!」 と思える曲が多いです。
というわけでぜひ聴いてほしいおすすめの曲。
今回のInner Triggerには「不協和音なんかいいなー」という部分は多いです。 特におすすめは「Least」 最初4秒目の音は確実に不協和音になると思います。 これ、最初から違和感を持たず聴いてしまいました。 何回か聴いてるうちに、これやっぱ頭で考えたら不協和音だよなって。 でも感覚的には「いいな」が先行した。
それでもあえて言いますが 多分クラシック上がりの方からすれば「大丈夫かよ?」って思う音だよ。 Leastは全体的に不協和音が続くけど、それが心地いいです。 なんででしょうね笑
「Tachyon」なんかも最初から不安定な感じが続きます。 これは徹底的な不協和音ではないですが (同時になるというか、音を一個一個鳴らして伸ばし続けた音と重なった時に 不協和音の響きがするって感じ?) それでもいいですね。これもね。
長くなったけどまとめ
あえていうけど、自分がかけない音楽を作ってるひろくんは 音楽性が違うからわかりあえないんじゃなくて 音楽性が違うからこそ楽しもうよという認識でいてくれてます。 だからこそこんなことブログで書いても怒らないと思う(うん、多分だけど)
そこをレーベルとしてももう少し強調できたら 面白いかなと思って書かせていただきました。 そして私も早く音楽を届けられたらと思います。
でもって、Inner Triggerはいいアルバムだよ。 みんな聞いてね。
それじゃあ、また書きます!
WCR かな