2017年お気に入り10曲を公開します!<Hiroaki Kobayashi>

December 24, 2017

 

みなさまこんばんは!

WCR HP担当です。

前回(去年ですね)公開した曲紹介のブログですが

たくさんの人に読まれていて好評でした!

みんなありがとうーーー!!!!HP担当、本当に嬉しいです。(泣)

 

というわけで今回もちょこっと紹介したいと思います。

今日はHiroaki Kobayashiが紹介する2017年のお気に入りの曲を見ていってくださいね!

あ、ちなみに過去リンクはこちらから。

文章はすべて本人が書いていますが、ブログとして上げた私から言えることは

前よりも気持ちが先をいっていて、むしろ行き過ぎて編集が大変でした。

駆け抜ける文章がまた面白いです。(もちろん内容も面白いよ!)

 

 

それではどうぞ!!!!!

 

The xx 「I see you」

 

The xxなんですけどまぁずっと好きですね。

ずっと追っている身としては彼らの微妙な変化というものを感じざるを得ないアルバムでした。

彼らは僕の目にはどんどん有機的になっている気がしていて、

というのもファーストの時ってバンド形態でどこまでこういった(いい例えがない)

音楽を追求できるのかっていう音に対する探究心みたいな所を強く感じた。

だからこそファーストからあのクオリティだったわけなんだけれど、

名実共に大御所と言える所まで上り詰めて、メンバー各自での活動も通して、

彼らはようやくエモーショナルな部分を音に込め始める事に本腰を入れ始めたと思った。

僕の勝手な感想なんですが、そう思いました。

一番の要因はメロディや、リズムを含めた曲の中での緩急と展開ですね。

揺さぶって、引っ張って突っ込んで、そういうセンテンスとしている。

でも彼らきっと根本的にはそんな好戦的な人間じゃない、

だからこそファーストから受け継がれる音の美しさは残したまま

ここまでエモーショナルになれるのかなって思いました。

 

坂本龍一「Async」

 

坂本龍一が「今までで一番わがままに作った」って言ってましたけど、

あの人にとっての実験ってこういう方向に行くんだ。と思いました。

音としての実験というのもあるけどどちらかというと思考実験的、

形而上学的な意味合いが強いのかなと思います。

サンプリングの音を置いて置いて置いて置いて

それらが人とかその周囲のものにどういう風に映るのかっていう。

音と音楽の境目を行ったり来たりして思考と現実の間を行ったり来たりするような、、、

ん〜なんか抽象的ですね。。。

難しいんですよこれ!!!!!!

ちくしょー。

パッと聞くと「あ、アンビエントか」って思ったんですけど、

なんかアンビエントとくくるにはあまりにも意思の色が強いんですよね。

アンビエントなら普通入っていない音が入っている。

アンビエントにおける音の使い方と違う、

「solari」「async」あたりでそう感じました。

あまりにも訴えてくるものの量が多いというか、

ちょっとあと5年くらい聞いてからもう一回レビューしますね。

 

Kelela 「Take Me Apart」

 

今年一番聞きました。

先行リリースの段階から、「あ、これやばいわ」と思っていたのですがやっぱりやばかったですね

単純に全部詰めなんですよね。

かっこいい要素の、、、

音の話で言うとFKA Twigsとかにも言えると思うのですが、

エレクトリックな音とR&Bとか根幹が深ーいところで混ざり合ってる。

これって両方のカルチャーにどっぷり浸っていないとできない芸当だなと思っていて、

何とも世代間のあるものだとも思います。

2010年より前の音楽って2つ3つの音楽の掛け合わせと言うのはあっても主軸はどれかの音楽に寄っていた。

もちろんその限りではない人もいるけど、数十年に一人の本当の天才によるものだった。

Kelelaはそのレベルで音楽の掛け合わせを行っていると思う。

ただなんて言うかそれを天才然としたもので片付けてはいけない気がする。

何と言うかこの音楽は、

むしろ文化とか彼女の育った環境とかそう言う所から出てきたものだという感覚を感じる。

なぜかと言うと、

時々とても悲しそうだったり弱かったりもするからだ。

 

Thundercat 「Drunk」

 

これは外せないでしょーーー!!!!これは!!!外せないでしょーーー!!!!

もうね、楽しい。Geekなアルバムだなって思いますよ。愛すべき作品。

クオリティの高いコメディー映画を見ているような、

でもよく聞くと演奏がめちゃくちゃかっこよかったり、

ゲームの音みたいなシンセがなったり歌詞が完全にネタだったり。

パンパンに詰まったおもちゃ箱ですね。

アーーーもう好きな事思いっきり詰め込んだんだなぁ〜わかるわかるってなる。

友達になりたい。

音なんですけど、いろんな時代を感じるいろんなジャンルを感じる点に関してはKelelaしかり、

文化や環境を感じさせますね。

エレクトロ、ソウル、ジャズ、ロック、ヒップホップ、ディスコ

とにかくいろんなものを一回全部ぶち込んで倒しそうな順番に並べていったような。そんな曲。

なんて楽しい。作品なんだろう。

僕もこんな風に楽しく最高な音楽を作れたら、、、って思う。

 

hiroto kudo 「Interior」

 

初めて聞いた時「聞きたかった、、、こういうの」って思いました。

エレクトロニカ、アンビエント系のサウンドだと思っています。

音の粒がね、、、粒が。。。降ってくるようです

泣けてきます。冷たくて寂しくて繊細で緻密な音楽です。

サンプリングと電子音とノイズ。気持ちいいです。

サンプリングエレクトロ系の音楽って実は結構幅があると思っていて、

僕の中での勝手な枠としてはPolar Mさんとかと近いなって思います。

どこかの風景とか情景とか記憶が呼び起こされるような音。

何気ない人生に添えておきたくなるエレクトロニカです。

 

Mount Kimbie「Love What Survives」

 

こいつら何なんだよと最初聞いたとき思いました。

いい意味でも悪い意味でもジャンルレスな時代になった2017年を象徴するような存在だと思った。

UKの人達だと聞いて納得がいく部分と理解し難い部分とに分ける事ができた。

そういえばUK最近元気なかったな(僕の中で)と思っていたんですけど、

UKの根底にある暗さみたいな物を懐かしくも聞く事ができる。

しかし全くもって後ろ向きじゃない。

前向きな表現がされている。

色々なテイストやジャンルの音やフューチャーした人達の出す音を貪欲に吸収して好き勝手ミックスする。

それがやたらと力強い。ロックもエレクトロも関係ない。

他ジャンルを混ぜるような音楽ってどこか「成立させようとする意思」みたいな物が臭っている時があると思う。

この作品にはそれがない。

そのふてぶてしさがUK的でないなと思った。

 

Geotic「Abysma」

 

LAのトラックメイカーらしい。

楽しくて綺麗で繊細で多幸感のある、エレクトロトラックの寄せ集めっていう感じ。

パッド的な音の使い方が好きでした。

ビートが結構立っているし上物の音も立ってるんだけど、

後ろでその隙間を埋めている音が僕にはとても心地よい。

一時期こればっかり聞いてましたもんね。

ていうか先行リリースの段階から「あーこれきてるわ」と思って、、、

エレクトロニカの良さの一つに

無機質なのになんか意思みたいなものを感じるという部分ってあると思っているんですけど

これはまさにそれだなと思います。

とりあえず聞いて見てよ。いいから!

 

Bjork「Utopia」

 

さすがに入れます。。。はい。

でも実際、僕ビョークはね、ドツボではないんですよね。

ただこのアルバムは好きだった。

ビョーク主張が強いんですよ。

僕にとっては、「あーわかったわかったウッせーよ」ってなる。

別に何もわかってはいないんですけども。

でも今回はなりませんでした。ビョークってマイアルバム明確なコンセプトがあるように思えるんですよね。

具体的なところはわかりませんけど、僕は「明るいアルバムだな」と思いました。

あとジャケの感じから、それは生命の力かな?って勝手に思っている。

 

Hauschka「What If」

 

Hauschka大先生が今年も出してくれました。

本当ありがとうございます。ありがとうございます。

出すたびにfavoriteです。

hauschka先生からは本当に多くのことを学ばせてもらって、

学べば学ぶほど、先生の背中を遠くに感じます。

3rdくらいからかな電子音的なセンテンスを盛り込んでくれているのですが、

電子音とプリペアドピアノの音としての境界線がないんですよね。

電子音かと思ったらピアノだし、プリペアドピアノかなと思ったら電子音だったり。

僕はそういう駆け引きを楽しそうにするHauschka先生が大好きで、聞いてるとよだれ出そうになります。

 

Arca「Arca」

 

聞いた時「このど畜生が」と思いましたね。

おっと失礼。

だってずるいですやんこんなん。

かっこよすぎるしここまでどういう発想でこういう音になるのかわからないアーティストってAphex Twinくらいですよ僕。

しかも毎度毎度、「はい!そっちじゃないで〜〜〜す!!」

みたいな期待の外し方してきてしかも予想してたよりかっこいいんですよね。

あと神田君ね。神田君。

Arcaとジェシーカンダの関係性は、最盛期のAphex Twinとクリスカニンガムそのものだよ。

いやそれ以上かもしれない。

BjorkもKalelaもFKA Twigsもみんな君らの虜だよ。

あと二人のインタビュー見たんだけど、とても普通にいい奴って感じ。

Aphex カニンガムの病的な感じもない、健全なんだ。

健全に素直な心で作った曲がこれなんだ。

だから気に入った!!多分これから何十年と色々な影響を与え続けるコンビなんだろうなと思いました。

 

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全体を通して、見ると2017年は2016年の発展系だった。

2016年もいい意味でジャンルレスな時代だったけれど、彼らは異色の一派という扱いだった。

ところが2017年になってそれが力を持ち始めたと思う。

色々と時代の変化はあるけど今は相当な転換期だ。

2000年代までって結局50、60年代からの流れをくんでそれをいかに面白くするかっていう時代だと思う。

ロックはビートルズとビートルズではないように頑張った人たちしかいなかったし、

エレクトロは技術発展に付随した進化でしかなかった。

そんで他にも色々なジャンルがあったけど、大抵はどっかの大御所に上澄みを吸われて終わり。

それが2010年より前の時代。

それから何度か時代は動いたけど、気づいてみれば時代の過渡期だ。

そしてこの時代のうねりを最初に生み出したのはJames Blakeだと思っていて、

このうねりが生み出したのがArcaだと思う。

来年、再来年がどうなるのか、これほど予想できないタイミングってもう来ないんじゃないかな。

Arcaがすっかり大きく育ってThe xxとかJames Blakeとかの強い才能が大御所になりつつあって、

ThundercatとかMount Kimbieみたいな強烈な個性が脚光を浴び出して。

もう来年が楽しみでしょうがないと思うんだ。

 

そう、思いませんか?

 

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